TOP > ダイナパックの計測
2005/04/04 はじめてのダイナパック
2005/04/02に、ニスモパドック千葉のダイナパックで、はじめてパワーチェックしてみました。今までは、ローラー式のシャシダイしか使ったことがなかったのですが、ダイナパックとシャシダイの計測結果がどう違うか確かめてみることにしました。それに、シャシダイでは、ローラーでのタイヤのスリップで正確に測れない場合があります。キャタライザーを交換して東雲のSABで3月に測った時には、スリップの連続でうまくトラクションが掛からず不本意な結果になったリベンジも兼ねてます。計測結果に関しては、パワーチェックのページに掲載しています。
![]() |
■ニスモパドック千葉のダイナパック (Dynapackは、ニュージーランド製です。) モデルは、4WD用のもので、5000Rでした。 このダイナパックでは、1200馬力,トルク125kgmまで 計測可能です。 ちなみに、1セット3000万ほどとのことです。 |
|||||||||||||||
![]() |
■制御用PC OSもWindows XPということで、BOSCHのDOSとは大違いです。 カラーモニタとインクジェットプリンターが付属してます。 今回はパワーチェックで一般的に使われる、自動グラフ作成モードのBigモードというもので測定しました。 このほかにも、いろいろな測定モードがあり、ECUのセッティングやチューニングの確認のための強力なツールになります。 |
|||||||||||||||
![]() |
■セッテイング 風景その1 愛車のセッテイング風景です。Z33はFRなので、後輪用の装置だけ使います。作業的には、ハブ(車軸)を装置に接続するためにジャッキーアップしたりすることになりますが、この作業が一番大変なようです。シャシダイの場合は、ただローラーにタイヤを乗せるだけなので簡単です。この当たりの作業工賃の違いが、測定料金に跳ね返っているのでしょう。 シャシダイの相場:5000円(税別) ダイナパックの相場:15000円(税別) |
|||||||||||||||
![]() |
■セッテイング 風景その2 後輪のハブをダイナパック装置に接続します。 一見、不安定なような気がしますが、エンジン全開でも振動が発生せずにしっかりホールドしてます。 ちなみに、測定時の音ですが、シャシダイの場合には、ローラーの音がものすごく、迫力があり怖さすら感じますが、ダイナパックの場合には排気音だけで、意外にも静かです。真後ろに立っても、特に問題ありません。マフラーからのエキゾースノートの鑑賞には最適です。(笑) |
|||||||||||||||
![]() |
■セッテイング 風景その3 測定ケーブルをつなぐためにボンネットを開けるだけで、測定時には閉めておきます。もちろん、送風装置で空気を送り込みますが、シャシダイの時にはボンネットを開け放していることに対して大きな違いがあります。熱対策も実走状態を想定したものなのでしょうか。 (関係有りませんが、後ろに赤のR30 RSの鉄仮面が写ってます) |
|||||||||||||||
| ■ダイナパックのメリット ハブ(車軸)に直接取り付けて計測するのでスリップによるロスが少なく、正確で安定した計測が出来ます。 ローラー式のシャシダイの場合には、リアに牽引ロープを張って、車体が浮き上がらないようにトラクション対策を行いますが、Z33の場合には牽引フックがないために、取り付けられません。ダイナパックの場合にはこの心配がありません。 |
||||||||||||||||
| ■ダイナパックの係数 一般的にダイナパックの計測結果はローラー式のシャシダイより低めの数値がでます。それで、同じ条件でローラー式のシャシダイと測った時とダイナパックで測ったときの数値が同じになるように係数を用意して調整します。注意が必要なのはこの係数はあくまでもショップの経験に基づく値ですし、ケースバイケースで自由に換える事ができますので、高めに出したいときには係数を調整するだけで簡単に数値を変えることができます。 NISMOさんの場合には、係数は標準的に1.1に設定するそうなので、今回の測定も1.1を基準にしてもらいました。一般的には、係数は1.1〜1.2くらいの幅で設定されることが多いようです。 例えば、実測値250馬力、トルク35kgmだった場合の係数による表示値の違いを示してみます。
|
||||||||||||||||
| ■ATは計測不能? ダイナパックは、特定のギヤでのエンジン出力特性を計測する装置なので、ギヤを固定できないと正しく計測することができません。特定のギヤというのは、原則的には、ギヤ比1.0の直結ギヤになります。(車種によっては1.0でないものもありますが) 最近のATはコンピュータ制御が進化しているらしく、R32の時代ぐらいのATでは、ある程度測定は可能だったそうですが、現在のATでは、シフトが固定にならないそうです。Z33の場合には、5M-ATxでホールドモードで4速固定が可能のように思うかもしれませんが、ダイナパックで測ってみると、負荷が高い領域ではセーフモードというか勝手に5速にアップする制御が働くようで、4速のレブリミッターまで回らない状態になります。 また、トルコンでのパワーロスも大きなものでしょう。従って、ATは計測してもきっちり測れないのでお勧めできません。経験的には、ローラー式のシャシダイでは測れますが、どのように補正されているか定かではありません。 |
||||||||||||||||