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ヤンの銀英伝

2.ヤンに関する話(イゼルローン要塞)



<イゼルローン要塞の戦略的位置づけ>

●イゼルローン要塞は、帝国領と自由同盟領の境界に位置している軍事上の拠点である。帝国領と同盟領を行き来するためには、イゼルローン回廊の狭い宙域を航行しなければならない。帝国軍はこの回廊を封鎖すべく、要塞主砲のトゥール・ハンマーを備え同盟軍を寄せ付けなかった。


●イゼルローン要塞は、表面が流体金属の分厚い層で形成されており、直径60kmにして総重量60兆トンの巨大な人工天体である。


●帝国軍はこの要塞を同盟領制圧の前線基地にしていた。一方、同盟軍は、イゼルローンの軍事的脅威を取り除くため何度も、イゼルローン要塞攻略作戦を実行したが果たせずにいた。帝国軍と同盟軍はイゼルローンだけで第6次の攻防戦をくりひろげていた。また、近くのティアマト星系でも第4次の会戦を繰り返していた。

●宇宙歴796年5月14日。ヤンの魔術により同盟は帝国から難攻不落のイゼルローン要塞を奪取することができた。しかも、味方の血を一滴も流さずに!


<同盟軍の変節>

●同盟はイゼルローンを手に入れたことにより帝国に対して軍事的優位に立つことができた。

●この有利な条件のもとで帝国と和平を結ぶチャンスがあった。しかし、ヤンの思惑とは正反対にヨブ・トリューニヒトの選挙の人気取りの陰謀に利用された「フォーク准将の無謀な帝国領侵攻作戦」が発令されて大敗し、宇宙の力の均衡が破れた。

●ヤンは帝国領侵攻作戦の失敗の後始末で同盟の被害を最小限にとどめることができた。そして、弱体した同盟を帝国軍から絶対死守するため、イゼルローン要塞の守りを固めることになる。