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ヤンの銀英伝(8:初陣)

8.ヤン・ウェンリーの足跡(ヤンとイゼルローン要塞)



<第27話:初陣>

★宇宙歴798年、ヤンは政府首脳に疎まれて、最前線たるイゼルローン要塞の守りにつく。しかし、ヤンにとっては、煩わしいあの男に合わずに済むので平穏な日々が送れると思われる。イゼルローンは結局ヤンにとって生涯忘れられない場所になっていた。同盟軍の歴将が多大な犠牲を払っても手に入れることができなかった要塞は、ヤンの魔術であっさり手に入れることができた。調子に乗った同盟軍は、帝国侵攻作戦の愚行を犯し、折角手に入れた戦略的優位をむざむざ捨て去ってしまった。政府首脳はイゼルローンをヤンに任せておけば、当面、同盟の首都ハイネセンは安泰であると思っていた。

★ヤンの分艦隊であるアッテンボロー艦隊は、新兵を連れて訓練と哨戒に出ていた。同盟政府は、ヤンにイゼルローン防衛の責任を押しつけながら、新兵を大量に配属してきた。ユリアンもこの分艦隊のスパルタニアンのパイロットとして参加していた。ところが、この新兵部隊に突然、帝国軍が戦闘を仕掛けてきた。

★ヤンは救援の為、全艦隊の出動を決めた。ヤンは旗艦ヒューペリオンに乗艦し1万隻の艦隊で一気に援軍に向かい、帝国軍の戦意を喪失させ、逃走させた。この戦いで、ユリアンは無事生還した上に初陣でワルキューレ3機、巡航艦1隻撃墜の戦果を上げた。


■ヤン名言集:「なあに、単に一生分の幸運をまとめて使い果たしただけだろう。これで戦いを甘く見るようになったら却って本人の為にはならない。本当に器量が問われるのはこれからだ。」(幕僚に向かって)
■「危 ないことをしちゃあいけないといつも言っているだ ろう」(ユリアンに向かって)


<第28話:肖像>

★ヤン登場せず。(イゼルローン要塞の守りを固める方法を考慮中の模様)


<第29話:細い一本の糸>

★ヤンは、キャゼルヌ一家とユリアンの曹長への昇進を祝っていた。(ユリアンは、キャゼルヌの紹介でヤンの大佐時代に被保護者となっていた)ヤンは、キャゼルヌとの話の中でフェザーンの陰謀に気がついていた。


<第30話:失われたもの>

★陰謀が形となってあらわれた。ヤンの査問会の出頭命令が国防委員長から下された。そして、ヤンはハイネセンに召還された。同行者はフレデリカと一人の護衛のみであった。

●ヤンにイゼルローン要塞の守備を任せておきながら、遠路ハイネセンまで意味のない召喚を行う同盟政府は、もはや国家としてのポリシーが失われていた。しかし、ヤンも嫌がらせだと知りながら民主共和制の原則をあくまで守り通そうと考えて召喚に応じてしまった。