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ヤンの銀英伝

18.ヤン・ウェンリーの足跡「遺産」(ヤンの後継者達の死闘)No.108



★ヤン暗殺からちょうど1年後の宇宙暦801年6月1日、皇帝ラインハルトの病状が医師団から公式に発表され、帝国軍の士気が混乱した。イゼルローン軍がイゼルローン回廊に引く構えを見せても特に感心を示さなかったが、ミッターマイヤーはビッテンフェルトに追撃を命じたことにより波乱が生じた。

★ユリアンはこれを好機として捉え、囮の無人艦隊を使いビッテンフェルト艦隊を撹乱し、その隙にブリュンヒルトを急襲した。(囮の艦隊はヤンがよく使う手であるが、後継者のユリアンもヤンに倣って成功させた)

★ユリアン、シェーンコップ、リンツ、ポプラン、マシュンゴらは、ブリュンヒルトに接舷して侵入した。そして、ラインハルトはヤンの後継者の共和主義者達の勇を試すことにした。(病床のラインハルトは少しロマンチストになっていた模様)

★ユリアン達はブリュンヒルト艦内で白兵戦を展開していた。一方、ビッテンフェルトはブリュンヒルトに手出しができない苛立ちからイゼルローン軍の艦隊に猛烈な攻撃を加えた。この、猛攻のためにメルカッツは戦死した。(メルカッツは伊達と酔狂で皇帝ラインハルトと戦えて満足だと言って息を引き取った)

★ユリアンも陣頭に立って白兵戦を戦ったが、シェーンコップに促されて皇帝ラインハルトに会見すべきローゼンリッタと別行動にでた。やがて、ユリアンに同行したマシュンゴも倒れた。また、ローゼンリッタも壊滅し、シェーンコップも倒れた。(シェーンコップは自分に致命傷を与えた男の名を尋ねた。そして、最後のセリフ劇を長々と演じて37歳の生涯を閉じた)

★皇帝ラインハルトはヤンの後継者と会見するために軍服に着替えていた。そして、ついにユリアンはラインハルトの前にたどり着いた。そして、平和と共存を申し入れた。(ユリアンはヤン・ウェンリーがラインハルトに望んでいたことを余すところなく伝えることができた)

★ラインハルトは戦闘の中止をミッタマイヤーに命じ、イゼルローン軍との和平が成立した。(ここまで、生き残った者たちは、最後まで生き残る資格がある。という言葉で、ポプランとリンツは生き残ることができた)


●病に冒された皇帝ラインハルトにはもはや覇気は感じられなかった。ユリアンの必死な会見も快く受け入れられた。ここに、ヤンの意志が皇帝ラインハルトに伝わり、銀河に平和が訪れることになる。ただし、これから先にも犠牲はつきまとうことになるが......。