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ヤンの銀英伝

17.ヤン・ウェンリーの足跡「遺産」(ヤンの後継者の決意)



★イゼルローン軍と帝国軍の戦闘は偶発的事件から全面的な対決に発展していった。それは、一隻の民間船を救うところから始まった。お互いに増援を繰り返し戦線は拡大していった。

★ユリアンはついに、カイザー・ラインハルトに対して全戦力での決戦を決意した。ラインハルトに民主共和制を認めて貰うためには、それなりの犠牲を覚悟して戦い、勇気をみせる必要があった。

★ラインハルトは微熱を帯びて体調がおもわしくしくなかった。しかし、側近には明かさず戦闘の指揮を陣頭に立って執った。

★アッテンボローの巧みな戦術とビッテンフェルトの注意深さにより、戦闘は当初なかなか拡大しなかった。

★ユリアンも陣頭に立って戦った。戦力的には圧倒的にイゼルローン軍が不利であったが、奇策によりラインハルトにつけ込む機会をうかがっていた。

★帝国軍は圧倒的に有利な戦力にもかかわらず、慎重であった。が、帝国軍の諸提督は待ちきれずに攻勢にでて、イゼルローン軍を圧倒しだした。しかし、そんな状況でラインハルトは原因不明の病気で昏倒してしまった。

★ラインハルトが倒れたため指揮系統が混乱し、帝国軍は後退を余儀なくされた。

★ポプランは空戦中にスパルタニアンで皇帝が倒れたという情報を傍受した。これを好機としてイゼルローン軍の面々はラインハルト直撃を決意した。
★ユリアンはイゼルローン軍代表として、凛々しく的確な指示を出し、自らラインハルトとの決戦に参加することを言明した。そして、カリンはユリアンを激励し勇気づけた。


●ユリアンはイゼルローン軍の指揮官にふさわしい態度を身に付けつつあった。しかし、時々冷笑家としての側面をみせて、シェーンコップらに窘められることがある。しかし、気の強いカリンに対しては、もはや、気の弱いユリアンでは無かった。