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ヤンの銀英伝

14.ヤン・ウェンリーの足跡「遺産」(ヤンとオーベルシュタインの策略)



★ラインハルトはオーベルシュタインをハイネセンに派遣したことを後悔した。ヒルダはラインハルトにハイネセンに親征して交渉することを勧めた。

★ハイネセンでは、ビッッテンフェルトのシュワルツ・ランツェンレイターのオーベルシュタインへの反感が次第に高まり、武力対立の一歩手前までに発展していた。

★ビッッテンフェルトはミュラーの説得に応じてオーベルシュタインに謝罪することを渋々承知した。

★イゼルローン要塞には、オーベルシュタインの「草刈り」と称される旧要人の逮捕・拘禁の情報が伝わっていた。直ちに会議に政府と軍事の代表が召集され対策が協議された。最初は、オーベルシュタインの悪口が百出したが、次第に深刻な命題に議論が移った。

★結局、オーベルシュタインの人質による開城要求の策謀に対して、イゼルローンの面々はラインハルトの矜持に期待をかけることにした。

★やがて、オーベルシュタインからの正式なハイネセン出頭命令がイゼルローン政府及び軍の代表者に届けられた。

★フレデリカは政府代表として出頭を決意した。そして、少なくても、安全保障上の為に出頭組と残留組を二分せざるを得なかった。


●オーベルシュタインは「正々堂々と戦って100万人の血を流すことよりも、最低限の犠牲で平和と統一を達成する方法」を選択したと言える。卑劣であるとかの罵詈雑言を無視すればオーベルシュタインらしい非常に効率の良いやり方である。しかし、魔術師ヤン・ウェンリーならば正々堂々と戦った上で最低限の犠牲で目的を果たしたことであろう。