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ヤンの銀英伝

11.ヤン・ウェンリーの足跡「遺産」(ヤンとイゼルローン軍)



★地球教による陰謀は、いまだ健在である。人間性の弱さがクローズアップされる。世の中には、なんとつまらない人物が多いものか...。

★惑星ハイネセンや旧同盟領では、慢性的な物資不足を理由にした暴動が頻発していた。何者かの陰謀により、騒ぎは拡大し深刻化していった。帝国では、暴動の元凶としてのイゼルローン共和国討伐が議論されだした。

★ヤンのベンチでユリアンは、イゼルローン共和政府の対処を考えていた。ヤンを慕う民主共和主義者に対して、軍事支援を行いたかったが、帝国軍と全面対決することに対しては決断がつかなかった。しかし、今の帝国は悪か?の問いにたいしては、ユリアンはNOと答えざるを得なかった。帝国の支配者は、民衆にとっては解放者であり、仮に民衆が投票により指導者を選択する権利があれば、圧倒的にラインハルトを支持するであろう。戦いに大義も名分も見いだせなかったら士気にもかかわる。今の、旧同盟の民主共和主義者にたいして、正義はどちらに向いているのか明確にする必要があった。

★イゼルローン共和政府は旧同盟領の民主共和勢力をつなぎ止めるために、帝国軍決戦を決意した。ユリアンの決断はヤンの旧幕僚にも支持された。ヤンが身命を犠牲にしても守り抜こうとした民主共和政に対して、支援を怠れば、ラインハルトの軽侮を買い、平等に交渉する機会が失われる恐れがあった。

★ユリアンには勝算があった。ヤンの用兵学を身につけた魔術師の後継者は敵の心理を正確に洞察し、ワーレン艦隊をイゼルローンに引きずり込む方策を考案していた。

★ラインハルトもワーレンの援軍要請によりイゼルローン討伐に動き出した。

★イゼルローン軍はユリアンの指揮のもとで軍事行動を開始した。


●ラインハルトが元帥の軍服を脱ぐとやはり、迫力に欠ける。

●ルビンスキーのフェーザンの策謀が発覚する。ルビンスキーには、もはや力も時間もなかった。しかし、地球教と結びついていることによりいずれ、最後の大事件を起こすことになる。