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ヤンの銀英伝

10.ヤン・ウェンリーの足跡「遺産」(ヤンと権力世襲)



★専制国家における皇妃の権力論(皇位継承権)。民主共和制主義者でなくとも、まったくナンセンスで不毛な議論だと思うだろう。まして、ヤンにとってみれば、世襲で決まる権力者の地位など、何の価値も意味もないだろう。とは言っても、現在のイゼルローン共和政府は第三者的に見れば似たようなものであることは、歴史的には皮肉である。

★ラインハルトの挙式の最中に旧同盟首都での暴動発生が伝えられた。ラインハルトは宿将たちに旧同盟の暴動鎮圧の準備を指示することになる。

★旧同盟首都の暴動は、地球教の陰謀による不平分子の煽動が原因であったが、この騒動は帝国、イゼルローン共和国に大きな影響を与えることになる。ヤン思想を育むイゼルローンの面々にとっては、ヤンを慕う民主共和勢力に対して、軍事的援助をさしのべざるを得ない時期に達していた。

★イゼルローン政府は辺境の地にあって、自らの自由と安寧を求めて閉じこもっている訳には行かなかった。ヤンの理想を実現するため、最後の祭りに向けて帝国軍打破の機運が昂まりつつあった...。


●新年早々、新帝国ではラインハルトとヒルダの結婚式が華やかに催された。