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ヤンの銀英伝

6.ヤン・ウェンリーの足跡「遺産」(ヤン提督の一番弟子)



★ヤンが活躍しない銀英伝はやはりさみしい。アッテンボローではないが、死者は決して甦らない。原作を厳粛に受け止めるしかないが...。

★宣戦布告があったわけではないが、ロイエンタールの反乱は既成の事実となっていた。

★ラインハルトは言う。「かの魔術師ヤン・ウェンリーが生きていたら、この状況をどう活用するかな」「そうだな、その選択次第で、ヤン・ウェンリーの後継者の器量がわかるか」

★もし、イゼルローンのヤン残党がロイエンタールと協約を結んだらどうするかと問われて。「その時は、それを予にたいしての敵対行為とみなし、もってイゼルローン要塞を攻撃する理由とすればよい」「ロイエンタールを討ったほこさきで、そのまま奴らを討ち滅ぼす。一時の戦術的劣性など、意とするにたりぬ」

★「ヤン・ウェンリーの後継者が、単に目前の混乱を利用しようとする小策士であるにすぎぬなら、ロイエンタールに加担するであろうよ。いずれにしても奴ら自身が決めることだ」

★イゼルローン要塞にロイエンタールからの使者が訪れていた。その使者とはムライであった。

★ロイエンタールの条件は、旧同盟領全域を返還というものであった。これに対して、ユリアンはヤン夫人やメルカッツ提督とも相談して、なるべく早く答えると言った。そして、ヨブ・トリューニヒトを差出すという条件で心理的に揺れた。

★しかし、ユリアンとヤンの仲間達は、ロイエンタールの申し出を拒否することを決めた。ムライはこの決断に「君はやはりヤン提督の一番弟子だった」と賞賛の言葉を送った。


★ユリアンはフレデリカから、メックリンガーが交渉を申し込んできたことを聞いた。当然、回答は決まっていた。

★ヤンが生きていたらロイエンタールの申し出を断っただろうか。ヤンは決して勝算のない戦いはしなかった。ロイエンタールに味方しても大局的にはヤンの理想は実現しえないはずである。民主共和制は決して武力では勝ち取れないものであるはずであるから...。