TOP > ヤンの銀英伝

ヤンの銀英伝

4.ヤン・ウェンリーの足跡「遺産」(ヤンの継承者達の悩み)



★銀河の歴史が急を告げてきた。ヤン提督が生きていたらこれを好機として大奇跡を起こしただろう...。

★イゼルローン要塞に閉じこめられたヤンの継承者達は、ヤン思想を共和政府の具現化において果たそうとしていた。

★ユリアンはヤン・ウェンリー語録の聖典を抱え、布教活動家という側面を鮮明にしてきた。

★「指導者に対する悪口を、公然と言えないような社会は開かれた社会ではない」というヤンの教えに基づき、不満や意見を投書の形で発散させる方法を採用した。アッテンボローは、ユリアンを「作曲家」ではなく「演奏家」であり、「作家」ではなく「翻訳家」であったと評した。

★ユリアンの基本的態度は「待つ」ことであった。「帝国の人民は政治とは何かをされること、何かをしてもらうことだった」「だから、これまでよりずっと良いことをしてくれるローエングラム支配体制を指示するのは当然だ。ローエングラム王朝が時の風化作用のなかで自壊への坂道を下りはじめる、そのときこそ民主共和制が意味を持ちはじめるのではないだろうか」だからいま必要なのは、待つことだとユリアンは思っていた。

★そんな折り、ポリス・コーネフは、「ロイエンタール元帥、皇帝ラインハルトに叛す」という情報をもたらした。

★イゼルローンの面々は、このロイエンタール謀反の事態をいかに対処すべきか悩んでいた。ヤン亡きあとは自分で考えるんだとユリアンは自答した。