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ヤンの銀英伝

3.ヤン・ウェンリーの足跡「遺産」(ヤン提督の名のもとに)



★新領土総督府では、ロイエンタールによる施政が順調に進んでいるように思えた。だが、ヤンが最後まで守ろうとした自由民主主義の精神の息吹を払拭する事は難しかった。人々の心の中には「ヤンへの思い」が残されており、帝国の支配に対して潜在意識の中で反感を増大させていた。たとえ、それが何者かによる陰謀に利用されてたとしても、個人の心情としては純粋なものであった...。

★惑星ハイネセンでは、旧自由惑星同盟の軍関係者や復員兵による大規模な合同慰霊祭が予定されていた。新領土総督のロイエンタールは集会の許可のみを与えた。

★二十万人にのぼる群衆は何者かによる煽動により次第に帝国軍への敵意が高まっていった。

★「ヤン提督ばんざい!民主主義ばんさい!自由よ、永遠なれ!」の叫びとともに帝国軍に対する投石が始まった。やがて、帝国軍側も応戦し暴動へと発展していった。

★暴動は市民側に大量の犠牲者を出して「グエン・キム・ホア広場事件」は収束した。ロイエンタールがいかに善政をしいたとしても、不満や怒りが皆無ではなかった。ヤン提督の名のもとに市民が糾合するエネルーギはまだまだ残されていた。

★ロイエンタールは問うた。「ただひとりの死が数億人を覚醒させることがあるか?」と...。

★ロイエンタールは、イゼルローン要塞に立て籠もる「ヤン・ウェンリー軍」の残党に対して、封鎖し、孤立させることを指示した。

★イゼルローンのヤン・ウェンリー残党軍は相変わらず、平穏な日々を送っていた。帝国軍は封鎖するのみで干渉してこなかった。

★ヤン・ウェンリーを暗殺した地球教の大司教(名前を口にしたくない!!)は、ロイエンタールへの陰謀を企てていた...。


●地球教やヨブ・トリューニヒトの影がちらっきだして、一時期の平穏な時期から激動の時期に移りだした。面白いと見るかどうかは個人の価値観に任せるとしても、原作の進行通りなのでいたしかたがない。「ヤンが生きていれば」とつくづく思い知らされる。