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バルバロッサさんの伝言板

第1話 〜戦いの幕開け〜


「艦長、二時方向から同盟軍の艦隊が!!」


「閣下、いかがいたしますか」
「装甲の厚い戦艦を盾にして、その間から小型艦の主砲で攻撃」
「了解」
「さらに、敵艦との距離を少しづつ縮め、ミサイル発射に乗じてワルキューレを発進」
「閣下、九時方向から敵の援軍が」
「閣下、このままでは半包囲されてしまいます」
「ちっ」


幕僚「閣下、どう対処なされますか?」
自分「どうするもこうするも、とりあえずいったん後退して陣形を再編する」
ピーピピーピーピッピー
兵士「閣下、敵の指揮官ヤン=ウェンリーの名で通信が入っておりますが・・・」
自分「モニターに出せ」
兵士「はっ」
ヤン「私はヤン=ウェンリーである。ここは同盟軍の星系であり、惑星には220億もの人民がいる。
   我々は、できればここでの戦闘を避け、民衆に被害が出るのを極力避けたい。
   しかも、住むところは違っても私たちは同じ人間のはず、なのになぜ争うのか。
   この願い聞いてもらえないときは、心苦しいがあなたたちを攻撃させていただく」
自分「(他人の身を案ずるとは・・・)」幕僚「いかがいたしましょうか」
自分「面白い男だ、殺すにはもったいない」
幕僚「閣下!!」
自分「慌てるな、ふとそう思っただけだ、よし、全艦隊この流域を離脱、オーディンに帰還する」


幕僚「閣下、前方にシュターデン提督の艦隊が」
自分「理論家親父が今ごろのこのこと」
シュターデン「どうした?青二才。おめおめ逃げ帰ってくるとは」
自分「貴方たちみたいな戦争屋ではないのですよ」
シュターデン「何を言うか、青二才が!!」
自分「もっとも、貴方に戦争屋を語るような能力があるとは思いませんが」
シュターデン「き・さ・ま〜」
自分「では、あの艦隊と戦って勝てたら、前言を取り消しましょう。さらに、貴方に服従も誓いましょう」
シュターデン「青二才が!!その言葉忘れるな!!」
自分「ええ、忘れませんとも。何があろうとも(お前が死んでもな)」
シュターデン「行け!!全艦、全速前進!!」


シュターデン「現れおったな、叛徒ども!!」
ヤン「撤退するように言ったはずですが」
シュターデン「私はあのような腑抜けではないわ!!
         そうやって負ける戦闘を回避するのが貴様らの
         魂胆であるかとは解っているのだ!!」
ヤン「ではしかたありませんね・・・」


ヤン「ファイヤー!!」
シュターデン「ファイエル!!」
1時間後・・・
ヤン「数の上で、明らかにこちらは不利な状況にあります。 そこで、フィッシャー少将」
フィッシャー「はっ」
ヤン「貴官の500の艦隊で敵の背後に回ってもらいたい。 敵はシュターデン提督だ。
   恐らく、こちらが逃げるような態勢で行けば、 向こう側はそれを攻撃しようとはせずに、こちらを狙ってくるだろう。
    そこで、背後に回ったら敵の旗艦をわりだしそれを攻撃する」
フィッシャー「少し難しいかもしれませんね」
ムライ「仮にフィッシャー提督の艦が攻撃されたら・・・」
ヤン「フィッシャー提督の機動力をもってすれば切り抜けられる。
    敵も方向転換に戸惑うだろう。そうなれば、なおやりやすい」
フィッシャー「わかりました、やってみましょう」
ヤン「頼みます」


フィッシャー「よし、全艦反転!!敵の後部をいっきに切り崩すのだぁ!!」
参謀「閣下!!後ろに逃げていったはずの部隊が戻ってきました!!」
シュターデン「何だと、馬鹿な!!この大艦隊相手に少数で相手するなど間違っている。常識はずれだ!!」
参謀「どうなされますか」
シュターデン「敵はたかだか500ではないか。最後部の部隊に反転し迎撃するよう伝えろ!!」
参謀「だめです!!敵の奇策にどの部隊も指揮が混乱しております!!」
シュターデン「くそっ!全艦反転して迎撃!!数で一気に押し潰 せ!!」
ムライ「提督、敵が反転する模様です」 ヤン「よし、スパルタニアンの出撃」
ムライ「はっ」
ポプラン「それじゃぁ、一仕事してきますか。コーネフ、ヒューズ、シェイクリ、賭けの件忘れるなよ」
コーネフ・ヒューズ・シェイクリ「やれやれ」
ポプラン「よーっし、行っぜぇー!!」   


シュターデン「生意気な、こちらもワルキューレを出せ!!」
参謀「だめです!!敵の奇襲により艦隊が乱れ、出撃できる状況ではありません!!」
ドカーーーーーーーーン
参謀「どうした、何をやっている!!」
帝国兵士「分かりません!!突然攻撃を受けてしまったようです」
参謀「どこからだ!!」
帝国兵士「ちょっと待って下さい!!」
シュターデン「くっ、フリープラネッツの叛徒共が・・・」
帝国兵士「敵艦隊捕捉!!ま、真上です!!」
シュターデン「何!?」 フィッシャー「敵旗艦捕捉、撃て!!」
シュターデン「回避!!!!!!!!」
ドドーーーーーーン!!
フィッシャー「くっ、逃がしたか・・・」
ヤン「無理に深追いする必要はない。大尉、残った敵艦に降伏を勧めてくれ」
フレデリカ「はい」
一方シュターデンの方・・・
シュターデン「くそっ!」
参謀「閣下、生き残った艦艇約7000隻ほどかと・・・」
シュターデン「見ておれ、次に会った時は奴等など一撃で葬り去ってくれるわ!!全艦オーディンに帰還する」
参謀「はっ」

<第1話 戦いの幕開け 終>